はじめに 諦めかけていた日常を取り戻すために
脳腫瘍の手術後、左半身の麻痺や痺れに悩まされている方にとって、毎日のリハビリは希望と挫折の繰り返しではないでしょうか。一生懸命取り組んでいるのに思うように改善しない、座っているだけで痛みが出る、家族のために動きたいのに体がついてこない。そんな日々に疲れ果てているあなたへ、この記事をお届けします。
佐賀県唐津市にある整体サロンNext oneには、2年近くリハビリを続けても座骨の痛みと左半身の痺れが改善せず、新しいアプローチを求めて来院されたN様がいらっしゃいました。訪問リハビリ、対面リハビリ、オンラインリハビリと複数の方法を試しながらも、座ることさえ苦痛になっていた日常。4人のお子さんを持つ母親として、もう一度自分の力で動きたいという強い思いを胸に、神経整体という新しい可能性に賭けることを決意されました。
なぜ従来のリハビリだけでは限界があったのか
N様のように脳の損傷後に麻痺が残る場合、筋肉を動かすリハビリだけでは改善に限界があることがあります。なぜなら問題の本質は筋肉ではなく、脳から体への神経指令がうまく届いていないことにあるからです。どれだけ頑張って動かそうとしても、神経の通り道が整っていなければ、効果的な改善は難しいのです。
神経に直接アプローチする新しい選択肢
当院の神経整体は、2021年のノーベル生理学・医学賞で注目された触覚受容器への刺激理論と、マギル大学とユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者が発見したゲートコントロール理論に基づいています。強い刺激ではなく、触れるか触れないかの繊細な刺激で神経系に働きかけることで、脳と体の情報交換を促し、失われていた機能の回復を目指します。
本日の相談内容 2年間改善しなかった座骨痛と左半身の痺れ
N様が当院を訪れたのは、長年のリハビリにもかかわらず一向に改善しない座骨の痛みと、左半身の痺れに限界を感じていたからでした。2023年に脳腫瘍の手術を受けて以来、左半身に麻痺が残り、特に座骨部分の痛みが日常生活を大きく制限していました。
座ることさえ困難な毎日
N様の最も深刻な悩みは、座っているときの座骨の痛みでした。リハビリの先生からは「お尻の筋肉が働いていないから」と指導され、座骨を感じて座る練習を続けていましたが、意識すればするほど力が入ってしまい、かえって痛みが増すという悪循環に陥っていました。お尻のお肉が痩せてしまい、クッションを敷かないと座れない状態。硬い椅子で座骨を感じる練習をすればするほど、痛みが増していく日々でした。
左足の痺れと夜間の苦痛
座骨の痛みに加えて、左足全体の痺れも深刻でした。特に夜、寝ているときに足がピリッと伸びると、足全体が緊張して痺れが強くなり、朝から動けなくなることもありました。足に体重をかけると全体的に痺れてくるため、装具を外して家で過ごすことが多くなっていました。前ももの張りも強く、歩き方の癖でハムストリングスが働きすぎているとも指摘されていました。
動かない左上肢への焦りと希望
左手は肘が少し動き始めた程度で、手首と指はほとんど動かせない状態でした。バンザイは補助付きでなんとか上がる程度。それでも日常生活では、左手で物を挟んだり、小皿を洗うときに抑えたりと、なんとか使いながら生活していました。車の運転も挑戦しましたが、空間認識の問題があり断念。手の機能が回復すれば運転も再開できると言われ、免許への再挑戦を目標にリハビリを続けていました。
N様が抱えていた課題 機能回復と生活の質の狭間で
脳腫瘍手術後の後遺症という現実と向き合いながら、N様は日々様々な課題に直面していました。医学的な機能回復だけでなく、4人の子どもを持つ母親としての役割、そして一人の人間としての尊厳を保ちながら生きていくことの難しさがありました。
リハビリへの疑問と葛藤
訪問リハビリ、対面リハビリ、オンラインリハビリと、週に複数回のリハビリを受けていたN様。それぞれのリハビリで異なるアプローチを受けていました。対面では足を中心に、オンラインでは手を中心に、そして訪問では全体的なサポート。しかし2年近く続けても座骨の痛みには変化がなく、「これだけ頑張っているのになぜ」という思いが募っていました。
リハビリの先生からは「お尻の筋肉を働かせましょう」「座骨を感じて座りましょう」「骨盤周りを強化しましょう」と様々な指導を受けていましたが、自分で意識して頑張れば頑張るほど、力が入ってしまい痛みが増すという矛盾に悩んでいました。「正しい姿勢」を意識すると体が緊張し、リラックスしようとすると姿勢が崩れる。この板挟みの状態が続いていました。
感覚の薄さがもたらす困難
左半身、特に脇腹や腹部の感覚が薄いことも大きな課題でした。リハビリでは「お腹周りを使いましょう」と指導されますが、そもそも感覚が薄いため、どこをどう使えばいいのか分からない。肘や肩の感覚も薄く、動かそうとしても「その部位がどこにあるのか」さえ曖昧な状態でした。
この感覚の薄さは、リハビリの効果を実感しにくくする要因にもなっていました。「今、ここの筋肉を使っていますよ」と言われても、自分では感じ取れない。その結果、本当に効果が出ているのか、このリハビリは自分に合っているのか、という不安が常につきまとっていました。
寒さによる体の硬直と季節の恐怖
前年の冬、寒さで体が固まってしまい、歩けなくなるという経験をしたN様。やっと最近歩けるように戻ったばかりでした。寒さによる筋緊張の増加は、麻痺のある方にとって深刻な問題です。気温が下がると体全体が硬くなり、せっかく獲得した動きが失われてしまう恐怖。冬が来るたびに「また歩けなくなるのではないか」という不安と戦わなければなりませんでした。
来店のきっかけ 神経系へのアプローチという新しい希望
N様が整体サロンNext oneを訪れることを決めたのは、「神経系」というキーワードに引っかかったからでした。これまで受けてきた整体は筋肉を緩める「筋膜リリース」のようなアプローチでしたが、「それは違う」と直感的に感じていました。
脳からの指令という根本原因への気づき
「脳からの神経指令が通らないと意味がない」。N様はこの本質的な問題を理解していました。どれだけ筋肉を揉んでも、関節を動かしても、神経の通り道が整っていなければ根本的な改善にはならない。自分で動かせる範囲は自分でリハビリできるけれど、神経に刺激を入れるという部分は第三者の助けが必要だと考えていました。
複数のリハビリでも変化がない焦り
週に何度もリハビリを受けているのに、座骨の痛みには全く変化がない。この現実が、新しいアプローチを探す大きな動機になりました。訪問リハビリの先生は「ハムストリングスが働きすぎて、前ももが働いていない」と指摘し、バランスを整えようとしてくれていました。しかし自分一人ではそのバランス調整ができない。専門家の手を借りても変化が見られないという事実が、別の専門性を持つ施術者を探すきっかけとなりました。
痺れと痛みによる精神的な疲労
身体的な痛みや痺れだけでなく、それによる精神的な疲労も限界に達していました。「痺れとか痛みで気が落ち込むことがある」とN様は語ります。毎日頑張ってリハビリをしているのに改善しない現実。子どもたちのために動きたいのに体がついてこない焦り。車の運転もできず、自由に外出もできない制限された生活。これらすべてが重なり、何か新しい手段を見つけなければという切迫感がありました。
カウンセリングの様子 丁寧な問診で見えてきた本当の課題
初回のカウンセリングでは、N様の現在の状態、これまでの経過、そして本当に困っていることを丁寧にお聞きしました。脳腫瘍手術後の経過、リハビリの内容、日常生活での困りごと、そして何より「座骨の痛み」が生活の質を大きく下げている現実が明らかになりました。
座骨の痛みの詳細な分析
「座骨が痛い」という訴えについて、詳しくお聞きしました。痛みが出るのはどんな時か、どのくらいの時間座っていると痛くなるのか、痛みの質はどうか。N様は「お尻のお肉が痩せて、クッションを敷かないと座れない」「硬い椅子で座骨を感じて座る練習をしているが、意識しすぎると力が入って痛くなる」と具体的に説明してくださいました。
さらに詳しく触診すると、左右で座骨の当たり方に差があることが分かりました。骨盤の動きが悪いせいか、左の方が強く当たり、右が薄い。この左右差が、座っているときの不安定さや痛みの一因になっていると考えられました。
左半身の麻痺の程度確認
左足については、足首がほとんど動かず装具で固定されている状態。膝は少し曲がり、股関節も少し力が入る程度。左手は肘が動き始めたところで、手首と指はまだほとんど動かせない状態でした。実際に動きを確認させていただくと、バンザイは補助付きで上がる程度、手首は全く動かせない状態でした。
しかし重要なのは「全く動かない」わけではないということです。わずかでも動きがあるということは、神経の通り道が完全に途絶えているわけではない。適切な刺激を入れることで、眠っている神経を目覚めさせる可能性があるということです。
リハビリ内容と効果の確認
現在受けているリハビリの内容を詳しくお聞きしました。訪問リハビリでは全体的なサポート、対面リハビリでは足を中心に、オンラインリハビリでは手を中心に取り組んでいるとのこと。それぞれのリハビリで「骨盤周りが弱い」「お尻の筋肉が働いていない」「ハムストリングスが働きすぎている」などの指摘を受けていました。
これらの指摘は的確ですが、問題はそれを改善するための方法です。自分で意識して筋肉を使おうとすると力が入りすぎてしまう。この矛盾をどう解決するかが、N様のリハビリの大きな課題でした。
施術内容の選定理由 神経への優しい刺激で機能回復を促す
N様の状態を詳しく評価した結果、当院では神経整体による施術を提案しました。従来のリハビリのように「自分で動かす」のではなく、「神経に刺激を入れて、体が自然に反応する」というアプローチです。
なぜ弱い刺激が効果的なのか
当院の神経整体の最大の特徴は、触れるか触れないかの弱い刺激を使うことです。N様には「体はどうしても痛みとか強い圧に対して緊張で防御反応が出てしまう。その反応が出ると刺激を受け入れてもらえない。弱いと感じる刺激なら防御反応が出ないので、神経指令がスーッと入っていく」と説明しました。
この理論は、マギル大学のメルザック博士とユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンのウォール博士が発見したゲートコントロール理論に基づいています。痛みの信号が脳に届く「ゲート」を、心地よい触覚刺激で閉じることで、痛みの悪循環を断ち切るという科学的なメカニズムです。
脳と末端をつなぐ施術計画
N様の状態では、脳から末端への指令がうまく届いていない、そして末端から脳への感覚情報もうまく届いていないという双方向の問題がありました。そのため施術では、脳と脊髄の状態を整えることと、末端から感覚刺激を入れることの両方を行うことにしました。
具体的には、まず背骨の調整を行い、神経の通り道である脊髄周辺の環境を整えます。その後、左下肢を中心に、関節や筋肉の固有受容器に刺激を入れていきます。さらに頭蓋骨の調整を行い、脳自体の環境も整えていくという流れです。
週2回の集中アプローチの重要性
N様には、初期は週2回のペースで来院していただくことを提案しました。神経系への刺激は、継続的に入れることで効果が高まります。週1回では刺激の間隔が空きすぎて、せっかく目覚めかけた神経がまた眠ってしまう可能性があります。週2回のペースで集中的に刺激を入れることで、神経の再配線を促進できると考えました。
初回施術の流れ 体が自然に反応する感覚
初回の施術では、まず座った状態で体の状態を確認しました。座骨の痛みの位置、左右差、骨盤周りの緊張などをチェック。その後、うつ伏せの姿勢で背骨の調整から始めました。
背骨の調整で起きた変化
背骨に沿って、一つ一つの椎骨に軽く触れながら調整を行いました。強く押したり、ボキボキと音を鳴らしたりすることは一切ありません。ただ触れているだけのような刺激ですが、これが神経系に働きかけます。
施術中、N様は「今、すごく太ももが引っ張られている感じがする」と反応されました。私が直接太ももに触れていないのに、背骨への刺激が下肢まで伝わり、筋肉が反応したのです。これは神経に刺激が入り、筋肉が自然に動き出している証拠です。「張りが出ている」という感覚も、眠っていた神経が目覚めて、筋肉に信号が届き始めたサインでした。
左下肢への丁寧なアプローチ
背骨の調整後、左下肢への施術に移りました。股関節、膝関節、足関節と、一つ一つの関節に対して、固有受容器を刺激する手技を行います。動かせる範囲を無理に広げようとするのではなく、今ある動きの中で、神経が反応しやすい刺激を入れていきます。
膝を曲げる動作では、ある角度まで曲げると前ももに痛みが出ました。これは筋肉が伸ばされる刺激に過敏になっているサインです。痛みが出ない範囲で、ゆっくりと刺激を入れていきました。すると徐々に痛みが出る角度が変わり、可動域が少し広がりました。
仰向けでの全身調整
最後に仰向けの姿勢で、全身のバランスを整えました。骨盤周りの調整、腹部の調整、そして頭蓋骨の調整。特に頭蓋骨の調整は、脳の環境を整えるために重要です。頭蓋骨の縫合部に軽く触れることで、脳脊髄液の循環を促し、脳の機能をサポートします。
施術後、N様に座っていただくと、「お尻の感じが柔らかい感じがする」と変化を実感されました。座骨の当たり方が変わり、痛みの質が変化したのです。
施術中の会話 不思議な体験と希望の芽生え
施術中、N様とは様々な会話を交わしました。体の感覚の変化、これまでのリハビリとの違い、そして今後の可能性について。
自分で動かしていないのに動く不思議
「すごい不思議な体験でした」とN様は施術後に語りました。自分で意識して動かしているわけではないのに、筋肉が反応して動く感覚。これまでのリハビリでは、「ここを動かしましょう」「力を入れましょう」と意識的に動かすことが中心でした。しかし神経整体では、刺激を入れると体が勝手に反応する。この違いに驚かれていました。
「神経に刺激を与えてもらうことで、筋肉が動き出すということですね」とN様は理解を深められました。脳から指令を出そうと頑張るのではなく、末端から刺激を入れることで、神経系が活性化し、結果として筋肉が動く。この逆方向からのアプローチが、N様にとって新しい可能性でした。
感覚の薄さへの新しいアプローチ
「肘の感覚とか肩の感覚とか、どうすればその感覚が取れるかってのが分からない」というN様の悩みに対して、「皮膚側から刺激を入れていって、もう一度脳と情報交換してやることによって、今まで動いていなかったところが、また活性化しだす」と説明しました。
感覚が薄いということは、その部位から脳への情報が届いていない、または脳がその部位を認識できていないということです。触覚刺激を通じて、「ここに体の一部がありますよ」という情報を脳に送り続けることで、脳の身体マップが鮮明になり、感覚が戻ってくる可能性があります。
継続の重要性と計画
「継続していったほうがいいですよね」とN様は前向きに尋ねられました。神経系への刺激は、一度で劇的に変わるものではありません。しかし継続することで、少しずつ神経の通り道が整い、機能が回復していきます。
当院では10回を一つの評価基準としています。10回継続して、全く変化がなければ別のアプローチを考える必要があります。しかし変化があれば、それは正しい方向に進んでいる証拠。N様は「10回でちょっと様子見てみたいなと思います」と、10回コースを選択されました。
施術後の変化 座骨の感覚と体の反応
初回施術後、N様には明確な変化がありました。座骨の当たり方が「柔らかい感じ」に変化したのです。これは筋肉の緊張が緩み、座骨周りの組織が柔軟性を取り戻した証拠です。
骨盤周りの動きの変化
施術前は骨盤周りがガチガチに固まっていましたが、施術後は動きが出てきました。触診でも明らかに柔軟性が増していました。
この変化は、背骨の調整によって骨盤周りの神経が活性化し、筋肉が正常に働き始めたことを示しています。「お尻の筋肉が働いていない」という問題に対して、筋トレで鍛えるのではなく、神経を活性化することで筋肉を目覚めさせるアプローチが功を奏したのです。
股関節の動きの改善
施術中に股関節を動かした際、最初は痛みが出ていましたが、徐々に痛みが軽減し、可動域も広がりました。これは筋肉の過緊張が緩み、関節が本来の動きを取り戻し始めた証拠です。
「今、すごく太ももが引っ張られている感じがしています」という感覚は、長い間使われていなかった筋肉が、神経刺激によって目覚め、伸びているサインです。この感覚があるということは、神経が反応し、筋肉に信号が届いているということです。
体が自動調整する感覚
「刺激が入ると自分で自動調整がはじまる」という説明に、N様は深く納得されました。私が無理に曲げたり伸ばしたりしなくても、体が勝手に動き出す。この感覚は、神経整体ならではのものです。
体には本来、自己調整能力があります。しかし神経の働きが低下していると、この能力が発揮できません。適切な刺激を入れることで、体が本来持っている調整能力が目覚め、自然に良い状態へと変化していくのです。
N様の感想 新しい可能性への期待
初回施術を終えて、N様からは前向きな感想をいただきました。「すごい不思議の体験でした」という言葉に、新しいアプローチへの期待が込められていました。
これまでのリハビリとの違い
「今までのリハビリは、自分で頑張って動かすことが中心だった。でも神経整体は、刺激を入れてもらうと体が勝手に反応する。この違いが大きい」とN様は語ります。
自分で頑張ることも大切ですが、頑張りすぎると力が入り、かえって逆効果になることがあります。特に麻痺がある場合、「動かそう」と意識すればするほど、余計な力が入り、スムーズな動きが妨げられます。神経整体は、頑張らなくても体が反応するという点で、N様にとって理想的なアプローチでした。
脳からの指令という本質への共感
「脳がやられてるから脳からの神経指令が通らないと意味がない、と思っていた。だから神経系というキーワードに引っかかった」とN様。当院の説明が、N様が求めていたアプローチと一致したことが、大きな決め手となりました。
筋肉を揉んでも、関節を動かしても、神経の通り道が整っていなければ根本的な改善にはならない。この本質を理解していたからこそ、神経整体の理論に深く共感されたのです。
10回コースへの決断
初回の変化を実感し、N様は即座に10回コースを申し込まれました。「変化があるかどうか、10回で様子を見てみたい」という前向きな姿勢。2年間変化がなかった座骨の痛みに、初回で変化があったことが、大きな希望となりました。
施術担当者が感じたポイント 可能性と課題
N様の施術を通じて、担当者として感じたポイントがいくつかあります。
神経の反応性の良さ
初回施術で、N様の体は予想以上に良い反応を示しました。背骨への刺激で下肢まで反応が伝わったこと、股関節の可動域が広がったこと、座骨周りの緊張が緩んだこと。これらの変化は、神経系がまだ十分に反応する力を持っていることを示しています。
脳腫瘍手術後2年という期間を考えると、神経の可塑性(変化する力)がまだ保たれていることは、今後の回復にとって非常に良い兆候です。適切な刺激を継続的に入れることで、さらなる機能回復が期待できます。
リハビリとの相乗効果
N様は現在も複数のリハビリを継続されています。当院の神経整体は、これらのリハビリを否定するものではなく、相乗効果を生むものです。神経整体で神経の通り道を整え、リハビリで実際の動きを練習する。この組み合わせが、最も効果的だと考えています。
「自分でリハビリはできるけど、神経に刺激を入れるのは第三者の助けが必要」というN様の理解は、まさにその通りです。それぞれの役割を理解し、効果的に組み合わせることが重要です。
座骨の痛みへの継続的アプローチ
初回で座骨周りの感覚に変化がありましたが、これで完全に解決したわけではありません。2年間続いた痛みは、組織の変化や神経の過敏性など、複雑な要因が絡み合っています。継続的に刺激を入れ、徐々に正常な状態に戻していく必要があります。
また、日常生活でのセルフケアも重要です。高反発のクッションの使用、骨盤を動かす運動、適切な水分と塩分の摂取など、家でできることを組み合わせることで、施術の効果を最大化できます。
施術後のセルフケア 日常でできる神経活性化
施術の効果を最大化するために、日常生活でできるセルフケアをN様にお伝えしました。
高反発クッションの活用
座骨の痛みに対して、高反発クッションの使用をお勧めしました。リハビリでは「感覚を取るために硬い椅子に座る」と指導されていましたが、痛みが出るほど我慢する必要はありません。高反発クッションは、適度な反発力があるため、座骨に刺激を与えながらも痛みを軽減できます。
「低反発のものは反力が弱いので、感覚として受け取られづらい。でも高反発のものであれば、しっかり反発してくれるので、感覚入力もできる」と説明しました。痛みを我慢することが目的ではなく、適切な刺激を入れることが目的です。
骨盤を動かす簡単な運動
座った状態で、膝を前に出す運動をお勧めしました。この運動は、骨盤を動かすことを目的としています。膝と骨盤が連動して動くことで、骨盤周りの筋肉が自然に働き、座骨の痛みの軽減につながります。
「骨盤が動き出せば筋肉も自然と動き出す」という原理です。無理に筋肉を鍛えようとするのではなく、関節の動きを引き出すことで、筋肉が自然に働くようになります。
再来店とアフターフォロー 継続的なサポート体制
N様には、初期は週2回のペースで来院していただくことをお勧めしました。神経系への刺激は、継続的に入れることで効果が高まります。
週2回の重要性
週1回では、刺激の間隔が空きすぎて、せっかく目覚めかけた神経がまた眠ってしまう可能性があります。週2回のペースで集中的に刺激を入れることで、神経の再配線を促進できます。
N様の場合、ご主人の休みが水曜日ということで、水曜日を軸にスケジュールを組むことになりました。もう1日をどこに設定するかは、ご主人と相談して決めていただくことにしました。家族のサポートも、継続的な施術には重要な要素です。
10回での評価と今後の計画
10回を一つの評価基準として、変化を確認します。10回で明確な変化があれば、施術の方向性は正しいということです。そこからさらに継続するか、頻度を調整するかを、N様と相談しながら決めていきます。
もし10回で全く変化がなければ、別のアプローチを考える必要があります。しかし初回で既に変化が見られたことから、今後の改善に期待が持てます。
リハビリとの連携
当院の施術は、現在受けているリハビリと並行して行うことができます。むしろ、相乗効果が期待できます。神経整体で神経の通り道を整え、リハビリで実際の動きを練習する。この組み合わせが最も効果的です。
N様には、リハビリの先生にも神経整体を受けていることを伝えていただき、可能であれば連携できればと考えています。
まとめ 諦めない心と科学的アプローチの融合
脳腫瘍手術後の後遺症という困難な状況の中、N様は諦めずに新しい可能性を探し続けました。2年間のリハビリで改善しなかった座骨の痛みに、初回の神経整体で変化が現れたこと。これは、適切なアプローチを選べば、体はまだ変化する力を持っているという希望です。
神経系へのアプローチの重要性
筋肉を揉む、関節を動かす、といった従来のアプローチも大切ですが、神経系に直接働きかけることで、より根本的な変化が期待できます。特に脳や脊髄の損傷後には、神経の通り道を整えることが、機能回復の鍵となります。
継続と希望
神経系の変化には時間がかかります。一度の施術で劇的に変わることは稀です。しかし継続することで、少しずつ確実に変化していきます。N様のように、諦めずに新しいアプローチに挑戦する勇気が、未来を変える第一歩となります。
生活の質の向上を目指して
最終的な目標は、痛みをなくすことだけではありません。座ることが楽になり、手が使えるようになり、車の運転ができるようになり、子どもたちとの時間を楽しめるようになる。生活の質全体を向上させることが、真の目標です。
ご予約・お問い合わせ 唐津市で神経整体をお探しの方へ
整体サロンNext oneでは、脳血管障害や脊髄損傷後の後遺症、慢性的な痛みや痺れに対して、神経整体による施術を行っています。
当院の特徴
2021年ノーベル生理学・医学賞で注目された触覚受容器への刺激理論と、マギル大学・ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの研究者が発見したゲートコントロール理論に基づいた、科学的根拠のある施術を提供しています。
強い刺激ではなく、触れるか触れないかの繊細な刺激で神経系に働きかけることで、体が本来持っている自己調整能力を引き出します。
こんな方におすすめ
- 脳血管障害や脊髄損傷後の麻痺や痺れでお悩みの方
- 長年のリハビリで改善が見られない方
- 座骨神経痛や坐骨の痛みでお困りの方
- 慢性的な肩こり、腰痛、頭痛でお悩みの方
- 自律神経の乱れを感じている方
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〒847-0022 佐賀県唐津市鏡1820-19
TEL: 050-5896-9963
定休日: 日曜日・祝日
唐津駅から車で約10分、虹ノ松原近くに位置しています。駐車場完備。
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